2012.05.23 1日目
早朝3時起床
眠い目をこすりながら外にでると
暗い中数台のカメラが無造作に上を向いている
なにかと思い見上げると広がる星群
今まで観たことないような小さな星までが見え
空が近くに感じられる
撮影者に話かけ
ISOやシャッタースピードについて教わり
何度か撮影してみたが私のカメラでは思い描いたままには撮れない
寒さを覚え中に戻り
顔を洗いながら
感動とともにその日の天気の良さに少し肩を楽にした
荷物をまとめ出発
ヘッドランプの明かりだけが頼り
歩き始め間もなく
陽が昇りはじめ
登山口に到着する頃には明るくなり
清々しい気持ちで登山開始
最初の目的地『排雲山荘(Paiyun Lodge)』までの道のりは7.8km
1時間ごとに10分ほどの休憩を挟む
日頃からトレーニングはしているけれど
やはり14、15Kgの荷物を背負い
ずっと登るのはさすがに堪える
すれ違う度に『你好(ニーハオ)』と言いながら
正午前には無事排雲山荘(標高3,360メートル)に到着
バックパックを下ろした後の足の軽さは
膝が空の向こうへ行ってしまったかのよう
現在 排雲山荘は改装中(2012.10.03完成予定)で
宿泊することができないのだけれど
管理人の黄さん方に
泊まってもいいと言われ急遽予定変更
(本来は更に3km先の圓峰ロッジ(Yuanfong Cottage, 標高3,640メートル)に泊まる予定だった)
それからは流れる景色を眺めながら日没を目に納め夕食
翌日の登頂のために小型パッキングをつくり21時前には就寝
2012.05.24 2日目
ふと眼を覚ますと
まだアラームが鳴る前
まだ暗い時間は深夜1時45分
歯を磨きながらふらりと外へ出ると
まさに昨日と同じ星群
御来光を観る約束したかのよう嬉しくなり
思わず大きな声を出しそうになった
カメラバッテリーの再チェック
山頂で飲む 温かいコーヒーの準備
忘れ物はなにひとつない
靴紐を固く縛りヘッドライトを灯し出発
背負うものが5kgにも満たないので足取りは軽い
少しづつ明るくなっていくことを確認しながら
一歩一歩山頂へ近づいていく
登頂にむけ東側へ登っているので
山脈の稜線を挟み向かい側から
少しづつ陽がこぼれてくるのがわかる
大きな期待に胸が膨らむ
3800メートルを超えた辺りから
道が険しくなりはじめた
なぜかわからないが頭がフラフラする
(富士山に登った時もこんな感覚はなかった)
日の出まで充分な余裕があるので
休憩を多めにとり注意深く進む
残り200mの看板を越して
日の出5分前 午前5時丁度
ついに玉山主峰を制覇 山頂へと立つ
空は淡いピンク色に包まれ
太陽は今か今かと待ち構えている
高鳴る胸
バーナーを取り出し
水を沸かし始めると同時に
ゆっくりと太陽が顔を出しはじめる
赤く丸い形が空に浮いていく
コーヒーを両手に温まりながら
目を刺す光とともに
ひとつのメッセージが脳の中で直接刺激する
この日ほど一日の始まりを実感した日はない
7時半には排雲山荘に戻り
管理人の黄さんと話しながら
すべての荷物をパッキングし直し
またいつか登りに来るよと伝えお別れ
それから登山口までの下山は
1時間半ほど早く4時間半で無事帰着
台湾は5月中旬より梅雨が始まるので
天気だけが心配だったけれど
それを心配をする必要がないくらいの
晴れっぷりだったのが良かった
ータイムスケジュールー
(22日は登山口最寄りの東埔山荘までの
移動だけだったので
23、24日を日記に書きました)
■2012.05.22
06:30 起床
07:00 ホテルの朝食
08:00 出発
電車(TRA)で嘉義駅へ 498$
09:18 台北駅
↓
14:00 嘉義駅
バスで阿里山へ 121$
14:10 嘉義駅
↓
17:00 阿里山 入場料 150$
ミニバスをチャーターし塔塔加(東埔山荘)へ 1,100$
17:45 阿里山
↓
18:30 塔塔加 (東埔山荘 1night / 300$ 食事付き・簡易シャワー有り)
23:00 就寝
■2012.05.23
04:00 起床
05:00 登山開始
↓
06:30 登山道入口 着 2.4km
↓
11:45 排雲山荘 (標高3,360m) 着 7.8km
・登頂用に小型パッキング
21:00 就寝
■2012.05.24
01:45 起床
03:00 排雲山荘 出発
↓
05:00 玉山山頂(3,952m) 2.0km
・御来光を眺める
06:00 下山開始
↓
07:30 排雲山荘 2.0km
・下山用にパッキング
08:30 排雲山荘 出発
↓
12:00 登山口 7.8km
↓
13:00 東埔山荘 2.4km
その他 メモ
※標高を検索したい場合は
〇〇〇〇 公里
と検索すれば良い
プリムスのガスは現地で買える
阿里山から塔塔加までの定期バスに乗るため
15時前までには阿里山に着いて居たほうが良い
(その日に台北から塔塔加までを目指す人は 朝一出発が望ましい)
水場は沢山ある (排雲山荘, 東埔山荘etc.)
食料・水の調達もコンビニが
たくさんあるので手軽に買えます
(日本のお菓子も多数)
(ペットボトルの水2L, 500mlもあります)
・最終調達ポイントは阿里山のセブンイレブン
なお 当方玉山管理の方からいただいた
玉山地図(jpg)を持っております
欲しい方はお手数ではございますが
keiji.tea@gmail.comまでご一報ください
画像と共に返信致します
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