27 October, 2010

2010.10.26 Ana Vidovic

芸術の価値として
ひとつの基準となるものに『美しさ』があり

それは音の旋律や色彩 または数学的であったり
様々な形や概念で存在していると考えています

現代では芸術という言葉の価値観は幅広く
古き良きものから
中には屁理屈じみたものまで
沢山の種類があり

ようするに
100人いれば100通りの芸術がある
という事なのだと思います

脳裏に浮かんだものを
誰かに伝えたいという欲望から
絵画や音楽などが生まれ

その方法が進化してきた結果
なのではないでしょうか


本日行われたクラシックギタリスト
アナ・ヴィドヴィチのコンサートで

彼女の演奏は
音楽を始めてからずっと美しさのみを
追求してきたかのようなものでした

たったひとつの音までもが
貴重に感じてくる瞬間もあり

徐々に彼女の仕草ひとつまでもが
意味があるかのような錯覚に陥ってくる

様々な角度から
彼女が考える美しさの価値観が
豊かな音となり伝わってきているのだと
直感しました

心のどこかに一輪の花が咲く
まさに崇高美の世界

終幕後にはサインもいただけ
握手をして一緒に写真も撮ってもらい

更にはプログラムにはなかったCavatinaが
アンコールで聴けたのは意外な幸運でした

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