06 May, 2011

Okamoto Taro The 100th Aniversary of his Birth

『うまいと評判の絵にろくな絵はない』

会場を後にするとき
来場者はクジを引くことができる

その中には岡本太郎の名言が書かれていて
私が引いたものにはそう書かれていた

彼の言葉にはどこか暖かさが宿っている

世間ではちょっとした変人のような扱いを
受けている人ではあるけれど
大きな才能とともに他人への大きな理解力があり
人として好感が湧いた

太陽の塔を作ったときの
メイキングムービーも上映されており
塔内部のイメージについて熱心に語る彼の姿があった

『ここで単細胞生物だった頃に戻る!』

揺るぎない価値観を必死に語る彼の姿を
あざ笑うかのような声も入っていて
それが聴衆の本心を描いているようでリアルさが伝わってくる

ただ なにかを創ることを目指している人間には
彼が持つ精神には背中を押される気分になる

表現したいものがあるなら迷わず進めばいい
必要なものはあとからついてくる

最初の言葉を私に置き換えるなら
『うまいと評判の音楽にろくな音楽はない』

そして
『絶対に自分自身と妥協しない事を決意しなければいけない』
これは私の心へ焼き付けなければいけない言葉

どんな人にも彼の人間性は作品を通して伝わってくるはず

このエキシビジョンは5/8[Sun]まで
時間がある方にはぜひ観てもらいたい

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